今日は以前ご紹介した新規採用職員研修優秀論文
1位!Aさんの論文(6000字の一部要約)を
ご紹介したいと思います
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「看護師としてがん患者と向き合う姿勢」
B氏は初期のがんであると聞いてがんセンターを
初めて受診したが、その2週間後には
子宮体がんの4期であると告知され、
さらにその2日後には抗がん剤治療と
疼痛コントロール目的で入院された。
◆
私が初めて担当となった日はB氏には
抗がん剤による副作用症状と考えられる
食欲不振と悪心症状、がんの転移による痛みがあり、
鎮痛薬を内服しているという状況であった。
地域連携室の扉に貼られた、節分の切り絵 MSWの自作です |
◆
「感じる」・・・K 「気付く」・・・K
今日の担当看護師であると挨拶をするために
病室に伺ったとき、B氏が何か不安そうな表情を
していることに気づいた。
「考える」・・・K 「行動する」・・・K
私はその表情が気になり、B氏と視線を同じ高さにして、
何か気になることや心配な事があれば、私で良ければ
何でも言ってもらって良いことを伝えた。
◆
すると、B氏は「私、不安なんです。副作用が出たら
どうしようかと思って。隣のベッドの人が、吐き気がするって
言ったら私にも同じ症状が出てくる気がして。私、心配しすぎで
自意識過剰なんです。」と話してくれた。
B氏は私がベッドサイドを去ろうとする時に、
気にかけてくれて本当にありがとうと、両手で手を握ってくれた。
◆
がんセンターでの看護の一場面 |
たった3日間のB氏との関わりであったが、
B氏は看護師として患者と向きあう大切さや
信頼関係が築かれていく過程、私自身の看護師としての
自覚など様々な事を教えてくれた。
♪♪♪♪
兵庫県立がんセンターが大切にしている4つのK=4K
ここには患者さんに
寄り添う事を
実践できる現場があります
「やっぱりがん看護が好きっ!!」
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